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多芸は無芸

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日常的な官能的な。

ほんとはね、おっきいおっぱいとか、媚びた姿勢だとか、ウルウルの唇とか、短いスカートから覗く尻なんかじゃない。

・暖まった大きな複写機の前に、少しつま先立って斜めに伸びた天板の上にやせた胸と頬をあて、じんわり熱を吸収する時の変な姿勢。

・変な姿勢でいるものだから、上着がずり上がって素肌の腰が現れるが、気にせずそのままでいるその時の気分。

・デスクに戻りひざ掛けを肩に乗せて、冷えたのど飴を舌の上に乗っける瞬間。

・下半身が無防備なまま便器に座って携帯メールの着信がないかと確かめ、しばし放心しながら見つめる目の前の赤い壁。

・朽ち落ちそうな錆びたミラーが容赦なく映す、わたくし自身のやつれた姿。服をめくり上げ乳房の様子を観察する。その様子がわたくし自身をクスッとさせる。

・帰り際、シャッターがこの世の終わりかというような轟音をたてながらまだ明るい外界の光を押しつぶしていく様。

・車に乗り込み、ハンドルを撫でて寒い寒いとつぶやき両の腿を擦り合わせて顔を上げたときの橙の空。

・横を通り過ぎた郵便屋さんの横顔が長谷川博己似だったために、発進が遅れて後ろからパプッとクラクションを鳴らされたときの格好悪さ。

・夕暮れ時の古本屋の、湿った紙の匂いと見知った背表紙を発見するたび脳裏を掠める記憶の蘇り方。

・部屋を真っ暗にしてベッド脇の紅い照明に手を伸ばす。

・独り寝の、めくり上がったスウェットから露出した脛が脚の指が、毛玉のできかけた起毛パッドに擦れるその感触。

・真夜中の友たちから届く、下らなくも切ない、または真剣だけれども可笑しい、そんな言葉のやりとりをしながら温まっていく身体。

・とうとうほんとうに独りになって目を閉じて、あの人の事やこの人の事、映画のことや風景のことについて思いを巡らせ、めまぐるしく変化する心の臓の表情。

・涙が出たり出なかったり、笑いが込み上げたり、掛け布団を蹴飛ばしじたばたしたり、手足を丸めて蚕になったり、シャキンと起きて煙草を吸ったり、ぬいぐるみにからまって寂しさを癒す、そして太陽の居ない空をいとおしく思う。

・また勃発する逃走衝動、のち総じて懺悔の時間。暗転。



新しい映画や本、知らない世界に触れるときは、いつも恋の始まりと似た気分。
走る走る昂ぶる昂ぶる。ドーパミン・・・・βーエンドルフィン・・・フェニルエチルアミン!!!
昨日は23冊の書物を手に入れました。オーイェッ!



アクセルアクセルブレーキブレーキ、アクセルアクセルアクセルアクセルアクセルアクセルブレーキ、パーキング!
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プロフィール

アネオErica

Author:アネオErica
行き先が決まらぬ船でたゆたう。
たまに文章を書きます。
たまに絵を描きます。
たまに写真を撮ります。

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http://book.akahoshitakuya.com/u/2009
本棚↓
http://booklog.jp/users/erica1980

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